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友の会活動交流集会での講演(要旨)

4.民医連の活動の広がりと共同組織の役割

03年2月2日 更新

(1)民医連の活動の前進と広がり

・医療、福祉から生活全体が視野に

 さてそういう流れの中で、民医連の活動がずっと広がってきています。そしてこの友の会、この共同組織の役割というのが改めて本当に大事になってきている。そういう時代を迎えています。

 皆さん、ご承知のように、民医連はいわば医療機関を中心にずっとやってきたわけです。ところがこの時代になりまして、今や実践でそれは証明していますけれども、訪問看護ステーションができ、ヘルパーステーションが全国でもあちこちにできる。老健施設や特養もできる。いわば医療だけではなくて、福祉も含めた住民の生活全体に、私たちの視野が広がってきました。今そういう時代になってきています。

 特に介護保険も始まるということで、先程北海道の「かりぷ厚別」の話がありましたが、単に病院と診療所というだけの医療ではなくて、住民の生活、福祉、こういうものまで視野に入った活動の広がりが生まれてきています。医療、福祉、住民の生活全体が活動の領域として、私たちの視野に入ってきていることが現在の特徴です。

・住民全体、自治体全体が視野に

 それからもう1つの特徴は、これまでも、粘り強く自治体交渉などをやられている所もあると思いますが、特に介護保険の取り組みを通じて、今までは病院、診療所の周りぐらいまでしか視野が届かなかったものが、住民全体の医療の問題、福祉の問題ということになりますから、面的な広がりということでも、自治体全体が、ここで住んでいる、この町に住んでいる住民全体が、活動の視野に入ってきている、そういう時代です。

・「お金の使い方」、政治の在り方が視野に

 そして同時にくどいようですが、私たちの税金の使われ方、行政のあり方、政治のあり方が、私たちの活動にとっても非常に大事な分野として視野に入ってきている、と思います。

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