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No.02663 at 2007/12/07 06:53
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
二〇〇〇年を警察問題追及の年に!から
二〇〇〇年を警察問題追及の年に!
警察問題委員会 委員長 宮 川 泰 彦
昨年はかつてなく国民の関心が警察に寄せられた年
神奈川県警本部長をトップとする県警幹部が外事部警部補の覚醒剤取締法違反事件を組織的に握りつぶした事件は、犯罪を捜査する最高責任者が犯人隠避罪で起訴されるといった事態を招き、昨年はいやが上にも警察の不祥事・腐敗が国民の関心を集めた。神奈川県警の腐敗・不祥事は警察全体の問題であること、警察の不祥事の背景には秘密体質などがあることが多くのマスコミでも指摘された。
昨今の警察不祥事の特徴
従来から警察の不祥事はあった。従来の不祥事は、「職務熱心の余り」、「飲酒の上での不始末」、「暴力団との癒着の結果」などの事犯が多かったように思う。昨今の事件は、押収品のネガフィルムに写っていた女性にフィルムの買い取りを迫る、捜査に藉口して情報を収集する、収集した個人情報を業者に提供するなど、警察官の職務に関連した不祥事、業者と癒着した不祥事が目立つ。勿論、元県警本部長が在職中の事案について被告人となったのは前代未聞。
いろいろと指摘されている腐敗・不祥事の背景
「警察の秘密体質」が共通して指摘されている。たしかに、警察の秘密主義は警察の威信保持・治安維持に支障が生じる危険を呼び起こさないためとして徹底されている。不祥事についても同様。警察に傷がつくからだ。神奈川県警作成の九一年のマニュアルで、警察官の不始末が発見された場合の処理について「直ちに幹部に報告する。なるべく外部に発覚しないように処理する」旨が記載されているとして問題にされたが、他の県警における幹部登用試験の「県警警察官の不祥事が発覚した場合どのように対処すべきか」との問題に対する模範解答は、「マスコミに知られないように。もし知られている場合は、反省と謝罪を含んだ適切な対応をとる」と記載されているように、不祥事は徹底的に隠すのが警察の「模範的」な基本姿勢と言える。
不祥事を隠すのは警察の威信を保持するためだけではない。警察特権官僚の保身のためでもある。警察は、約二二万人の警察官の内、約五〇〇名の一握りのキャリアによって上命下達の運用・人事が実行される徹底した階級序列の組織であることは周知の事実である。キャリアは署長などの職を歩き出世をしていき、部下の昇進にも心を砕くとのこと。キャリアの署長在任中に警察署での不祥事が発生・発覚すればキャリアの出世に傷をつける。部下が不始末を犯せば監督責任もあるが、自分を支えてくれた部下の昇進にも傷がつく。警察は、このような徹底した階級序列社会のもと、保身と昇進の障害とならぬよう不祥事を隠す体質になっていると指摘されている。
警察官の不祥事・犯罪行為との関連で警備公安警察の存在が指摘されている
神奈川県警と警察庁の警備公安の組織による共産党国際部長宅電話盗聴事件に端的に見られたように、警備公安警察は普段から違法あるいはダーテイーな調査を繰り返している。非合法活動を行う四係も存在する。さらに警備公安組織は徹底した秘密主義であり且つ徹底した中央集権的組織である。この警備公安警察の部署の捜査費は潤沢、昇任も早いなど、警備公安警察は警察全体を人事、予算の両面で支配していると言われている。違法行為を秘密裏に行うことの多い警備公安警察主流の体質は警察官の職務についての清廉性を失わせる。
警察官には、団結権もなく、徹底した階級社会のもと人権保障も極めて不十分であることはこれ又周知の事実である。自身に人権がない者には市民の人権を擁護するために邁進する姿勢は生まれ難い。警察内部で人権を尊重する風潮も薄れる。厚木署集団警ら隊の新隊員が集団暴行を受けたり陰毛を焼かれるなど辱めを受けた事件は、仲間の人権を重んじるかけらもなく、人権を侵害されてもそれを告発する状況にない実態が見て取れる事件である。
右の指摘は概ね異論ないところと言って良い。
二〇〇〇年 団と団員は、警察の改革を求める運動に立つ年
国民は、警察をどう評価するかの違いはあっても、警察の不祥事を許さない点では一致した認識である。不祥事を誘発するような警察の体質を改めることでも一致している。警察庁も国民のこの声に耳を傾けざるを得ない立場にある。
しかし、このまま改革の進捗がなく時が推移していくと、外部の声には耳を傾けない警察の本性に逆戻りする危険もある。
警察を管理する公安委員会に本来の役割を果たせるような法体系の整備・公安委員人選の民主化、公安委員会・警察を情報公開の対象とする、警察に外部監査を導入する、警察特権官僚(キャリア)の官僚統制と警備公安優先の体制をあらため、警察官に対する人権教育を実施する、等々を求める運動を全国各地で起こす年にしよう。
自由法曹団通信:971号 から掲載
No.02662 at 2007/12/07 06:50
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
重要なことは
>はっきりしている事は日米両国政府が戦争によって国際問題(紛争)を解決する方法を選択したのです。
>日米間の国際問題とは主として中国大陸の利権でした。外国の利権争いで国権の発動をして数百万人の殺し合>いをしたのです。
帝国主義国同士の中国市場争奪戦争ということですね。日本帝国主義が大東亜共栄−アジア解放というなのもとで、実際は中国市場を侵略していく方向に対してアメリカは自国の帝国主義の利害から、日本に対する経済的圧力をかけ、それが日米対立にいきつき第二次大戦にいきついたというわけです。
徹頭徹尾日米双方の帝国主義強盗どもの市場争奪をめぐる帝国主義強盗・侵略戦争だったというのが、日中−日米戦争=第二次大戦だったということです。
日本は敗戦し、アメリカの占領統治のもとで戦後が始まったわけですが、日本国憲法=戦後体制は結局帝国主義の矛盾が露呈した体制となって継続しているといってよいでしょう。
>インド洋などでガソリンスタンドをして軍艦に油を給油するなどして良いかどうか自明と思いますが
こういう路線を選択させているのは資本側の利害のためです。つまりアメリカと共同して戦争を維持することで市場を獲得していきたいという日本帝国主義の利害に根ざしているといえるでしょう。湾岸戦争では、「お前たちは血を流してはいないではないか!」というアメリカ資本の恫喝に日本資本はうなだれるほかなかったので、今度はそうはさせずアメリカとともに積極的に市場争奪を展開したい、そのためには今以上に踏み込んで戦争しなくてきはならないということなのでしょう。その正当化として、国際貢献からテロとの闘いにシフトしてきているわけですから。
>衆院選でこういう輩が喜ぶ陣立てで選挙をしないよう、賢明な選択が出来る共産党であって欲しいですね。
こうした現状に対して帝国主義批判として共産党はどれほど抵抗勢力になりうるかはわかりませんが、民主党にも自民党と変わらないような連中がたくさんいることを黙視してはならないのではないでしょうか?
もっとも自民党ネオコンのような連中をこれ以上のさばらせてはならないというのは、とても重要になってきているとは思いますが、自民−民主の大連立の道は、大政翼賛会への道ですので、この策動にたいして警戒を強める必要があるでしょう。
したがって、自治労・労働組合ネガティブキャンペーンや沖縄戦隠蔽の策動を跳ね返した、日本共産党や社民党や連合組合員たちの奮闘がますます求められてくるでしょう。
No.02661 at 2007/12/06 19:48
from hiroshi
[ Mail= hokudai ]
「12月8日」とは何だったのか
日本時間のこの日(1941年)は「トトトトトトトトトーーーー」と「トラトラトラ」の暗号電文が東太平洋上の赤城という名称の軍艦に所属した戦闘兵器から日本本土へ発せられた日です。この電文の意味を当時の米国は知りませんでしたが、何が起こるかは知っていたのです。所謂「だまし討ち」では無かったことは現在では自明ですが、当時の米国政府は『ウソ』をついたのです。
はっきりしている事は日米両国政府が戦争によって国際問題(紛争)を解決する方法を選択したのです。
日米間の国際問題とは主として中国大陸の利権でした。外国の利権争いで国権の発動をして数百万人の殺し合いをしたのです。
日本国憲法は国権の発動を制限し、軍・兵を厳禁しています。軍艦の保持は不可です。自衛艦は存在しても軍艦は存在しません。存在したら憲法違反です。
12月8日とは「くだらないこと=当時は生命線だとか情報操作されていた」で戦争をしてしまったことを考える日でありたいものです。
インド洋などでガソリンスタンドをして軍艦に油を給油するなどして良いかどうか自明と思いますが、「くだらないこと」を税金を使いやろうとする輩が多いです。衆院選でこういう輩が喜ぶ陣立てで選挙をしないよう、賢明な選択が出来る共産党であって欲しいですね。
No.02660 at 2007/12/06 17:01
from ホッシュジエンの国内ニュース解説
[ Mail= a ]
守屋容疑者、金額指示し振り込み要求
接待汚職事件で逮捕された守屋武昌・前防衛事務次官が、
防衛専門商社の元専務側から妻の口座などに送金されたおよそ
400万円について、自ら金額を指示し「よろしく」と振り込み
を要求していたことが、関係者の話で新たに分かりました。
関係者によりますと、この金は守屋容疑者自らが金額を指示し、
「よろしく」と振り込みを要求していたことが新たに分かりました。
また、5年前には途中でストップしたものの、守屋容疑者が裏金
6万ドルの送金を依頼していたことも分かりました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
彡ミ ___ __ 6万ドルといえば6日現在の相場で
|ヽ /| ,,,,,,,,l / / 665万円。そして担当者を恫喝。
|ヽ | | ミ ・д・ミ/_/旦~~
⊥ |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 両方で1100万ですか。これなら他の
凵 `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 職員が知らないはずないですね。(・A・ )
07.12.6 TBS「守屋容疑者、金額指示し振り込み要求」
http://news.tbs.co.jp/20071203/newseye/tbs_newseye3722623.html
07.12.6 TBS「守屋容疑者、怒声で随意契約迫る」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3725513.html
No.02658 at 2007/12/06 02:15
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
Nozawaさんへ
No.02656の意見に同意するとともに、自民党は民主党の取り込みを策動していることを警戒していきましょう。民主党が自民党が描く改憲・戦争国家化への道に進まないように、世論を進めていきましょう。
なお、北朝鮮をめぐる米中の対応に対して国際的な方向を考察していくほうがよいと私は考えています。
アメリカは、対イラク戦争が泥沼化しているなかでイランをテロ国家規定的な位置において中東支配を
強化してるなかで、極東支配−北朝鮮との対立を緩和しているといえるでしょう。
その理由は、対イラク戦争がうまくいっていないため、アメリカは今北朝鮮にまで手が回らない点、そのうえでアメリカは今対イランにシフトしている点、極東支配をめぐるアメリカと日本との市場争奪において日本の経済不振が原因で東アジア円圏構想が頓挫したこと、アメリカの軍事的・経済的圧力(北朝鮮脅威論もそれにあたり、日本と北朝鮮が経済交流を深めて東アジア経済圏構想が登場していた矢先にアメリカが北朝鮮の核問題を浮上させてこれらをつぶし吹き飛ばしたことを想起するとよいでしょう。なお、そのときの自民党主流派はほとんどつぶされてしまっていることも着目すれば面白いことに気づくとよろしいでしょう。日本の右翼やネット右翼の主張とアメリカ共和党ネオコンの主張と利害が似通っていることも着目してください。現在の日本その後東アジア市場は、アメリカ帝国主義による圧力で、北朝鮮−東アジア政策は進められていることに着眼すれば、結局アメリカは日本の東アジア市場制圧を抑えるために東アジア政策を展開していること、日本がその流れを受けていること、そのうえで日本帝国主義はアメリカと共同で市場争奪を果たしていこうとしていることがわかるかと存じます。軍事力強化と改憲が策動されているのは、その流れを受けたものです。)を受けて日本の支配階級や政権側は今は東アジア経済圏構想を引っ込めている点、東アジア市場争奪にともなう日本帝国主義の軍事力・戦争国家化・改憲が策動中であるもののまだ完全には整っていない点、日本の支配階級がアメリカの圧力に吹き飛ばされ共同で市場争奪を行おうという点などで、アメリカが集中して極東に戦争をしかける必然性は今のところうすれ、中東支配を強化する方向にアメリカは集中しているということなのです。
アメリカは911をこれ幸いとして、テロ支援国家指定のもとで中東をめぐるヨーロッパとの市場争奪戦争を強化してきていますが、北朝鮮をテロ支援国家指定から排除したということは、当面、北朝鮮には戦争を仕掛けないということだといえるでしょう。ただし、東アジア市場争奪によっては、北朝鮮脅威論が再び浮上すする場合もありえますので警戒していくべきでしょう。
日本の右翼らが、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に反対する決議をあげることを声高に主張したり、中国の民族問題に介入していく理由は、これらの主張が東アジア市場争奪の材料に使えること、もともとの「反共主義」からきていることに規定されているといえるでしょう。
アメリカは911以降、テロとの闘いと称してテロ規定を戦争の正当化にしてきましたので、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に反対する決議というのは、アメリカと共同で北朝鮮に戦争も辞さない道筋をアメリカが取り下げるのは日本帝国主義側は反対だという意味にほかなりませんので、警戒していく必要があるでしょう。
なんでもかんでもテロ規定しテロとの闘いと称して戦争を仕掛けていく、まさにイラク−中東の泥沼化のアジア版と表現してよいような、石原慎太郎のような思考と右傾化の流れを阻止していくことこそが、アジアの平和と安定につながるのだということを私は声を大にしていいたいと考えています。
北朝鮮と戦争になれば、中国も含めた極東地域は核戦争になる可能性が高くなるのですから、この道は絶対回避しなくてはならないでしょう。
石原らのようなとんでもないデマゴーク的主張がまかり通らないためにも、日本共産党や社民党や連合組合員たちの奮闘が求められていると私は考えています。
ともにがんばりましょう!
No.02655 at 2007/12/05 19:27
from 普通の考え
[ Mail= ex@ft ]
今日のニュースより
衆院拉致問題特別委員会は5日午後、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に反対する決議を自民、公明両党と民主党の賛成多数で採択した。共産党は反対した。
ということは共産党は・・・
だまされてはいけませんよ
No.02650 at 2007/12/04 17:01
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
Nozawa さんへ
憲法改悪の動きに対してすべての市民は一致して反対していくことが重要ですね。
とくに自民党による民主党取り込みが露骨になっているので、警戒しましょう。
No.02649 at 2007/12/04 16:59
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
やっぱり石原都政はデマとプロパガンダの政治である
やっぱり石原都政はデマとプロパガンダの政治である
『治安はほんとうに悪化しているのか』(久保大)を読む。著者は元東京都知事本局治安対策担当部長だったそうで、文字どおり石原都政の治安政策を「支えてきた」人物です。その彼が「治安はほんとうに悪化しているのか?」と疑問を呈しているのですから、勝負あった!というところではないでしょうか。凶悪事犯の増加、少年犯罪の凶悪化、滞日外国人による凶悪犯罪の激増…こういった言説がいかにつくられたイメージであることか。警察権力に都合のよいこうしたイメージをデータによって基礎づけられないとなると、「体感治安の悪化」というきわめて主観的で曖昧模糊とした、だからこそ大衆的な恐怖感を煽ることのできるイメージを捏造する。国家権力の治安管理政策がいかに脆弱なものであるかがよくわかります。
名刺入れがなくなった、どこにいったんだ…と騒いでいましたが、クローゼットに片付けたジャケットのポケットに入っていました。お騒がせしてすみません。
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」から掲載しました
http://kitajima.cscblog.jp/
No.02646 at 2007/12/04 04:58
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
ただし日本共産党の戦後民主化や革新自治体の貢献は私は認めています。
以上です。
また、レインボーパレードに参加された谷川共産党参議院議員候補者の発言に私は期待をもっています。
谷川さんのような人が、国会に登場し自民党右翼どもをコテンパンにやっつけてほしいと考えています。
谷川さんのような人たちが日本共産党の若い支持者の主流をなしていれぱ日本共産党の未来は明るいのではないでしょうか?
No.02645 at 2007/12/04 04:50
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
野沢さんの提起に対して 2
>日本共産党の路線がスターリン主義であるという批判に対する反論の一例
私は日本共産党そのものが戦前・戦後一貫してスターリンが建設したソ連一国社会主義理論に影響されてきたという主張をゴリゴリと展開してきたものです。したがって、野沢さんの指摘に反論したいと考えます。
>少々大雑把な言い方になるかもしれませんが、日本共産党は、ソ連東欧圏を「社会主義」とは見なして来ませ>んでした。
それは東欧の「共産圏」が崩壊したのを受けて日本共産党指導部からいいだされている主張にすぎず、ハンガリー革命やプラハの春の時代、ソ連を賛美していたのは、日本共産党そのもので、そのころの主張が今だに撤回されているとは思えません。
>第1に、日本共産党は、1960年代から、ソ連や中国毛沢東一派の覇権主義を、それはもう、しつこく批判し
>てきましたよね。
日本共産党には、徳球や所感派などや、志賀義男などがいましたがそれらの流れは、中国派(日共左派)・ソ連派(日共右派・民学同)といわれた「分派」にいきつきました。
もちろん、日本共産党指導部はそれらの人々を偽左翼と退けられてきたと思いますが、ようは六全協以降徳球や所感派などや、志賀義男などを退け指導部を掌握した宮本氏の政治路線に基づくものだったといえるのではないでしょうか?
結果的には、ソ連と中国とに流れながら、それぞれの幹部を退けて、宮本路線が成立して自主独立という路線が提唱されてきたのではないでしょうか?
なお、私はこの宮本さんの自主独立路線については今回は論評を割愛させていただきたいと存じます。
>また、毛沢東一派の暴力革命論を徹底的に批判してきましたよね。これは、そのような行動をするソ連や中国>は「社会主義」とは言えないと言っているのとほぼ同じだと言ってもいいじゃないでしょうか。
日本共産党が六全協で確立された路線に規定されたものだといえるでしょうが、革命とは階級移行そのものであり、革命とは暴力的だというのはブルジョア市民革命を例に出すマルクスのマニフェスト宣言等でも展開されている事柄です。しかしそれらを「強力」といいかえているのは、マルクスからの逸脱とはいえないでしょうか?それから、宮本さんには「敵の出方論」がありますが、これは暴力に対する考察そのものではないでしょうか?
もちろん公安警察や右翼がキャンペーンする「社会主義」=暴動という視点は彼らの支配階級側の簒奪される側からの「恐怖」と、民衆の取り込みにほかならないわけですが。
>第2に、日本共産党は、1977年の第14回大会で「社会主義生成期」論を発表しました。これはソ連など社会
>主義を名乗る国が、「社会主義」からはるかに遠い段階にあると言ったものです。
社会主義生成期ということは、生成→発展→没落というヘーゲル哲学にそったものといえますから、すでに社会主義生成期だと指摘しているということは、社会主義にあると指摘しているのではないでしょうか?
しかし、問題はソ連などが「勝手に」社会主義と標榜していたなどというのではなくて、ソ連のような一国で社会主義建設は不可能だという事実を日本共産党はいまも指摘できないところに、問題はあるのだということです。
マルクスの提起は「世界革命論」だったということ、レーニンはドイツ革命−ヨーロッパ革命−世界革命に至らなければロシア革命は頓挫することを指摘していたわけですから、日本共産党はその原点を隠蔽すべきではないということではないでしょうか?
率直なところ、マルクス研究家や労働運動家たちからも、こうした指摘は長く指摘されてきました。
>また、スターリンその他の誤った政策を克服しない限り「社会主義」となることはあり得ないと言ったもので>す。
スターリンその他の誤った政策ではなく、ソ連一国で社会主義は勝利する、一国で社会主義は建設できるとする理論が破綻したということではないでしょうか?
実際、戦後ソ連は、アメリカ帝国主義に軍事的圧力をかけられてきたわけですから。
>ソ連崩壊後の1994年の第20回大会では、より厳しく、またより明確に、ソ連を「社会主義」とは無縁の社会>だったと評価するようになるのですが、ソ連崩壊以前でも上記のような立場を取っていた訳で、ソ連東欧圏を>「社会主義」と見なしていた訳では決してありません。
ソ連や東欧の「共産圏」が崩壊したのを受けて日本共産党指導部からいいだされている主張にすぎず、ソ連の立場に立つハンガー革命の批判や、ソ連の科学発展を例にしてソ連賛美を60年代「赤旗」でゴリゴリやっていた事実を野沢さんはご存知ですか?
もちろん、日本共産党とソ連共産党の関係が冷え切って以降、日本共産党はソ連共産党を批判的にみるようになったのは事実のようですが、それらは日本国内の総評や原水協や部落解放運動をめぐる社会党左派とのヘゲモニー争いが要因だったのではないでしょうか?
一度は冷え切った中国共産党と日本共産党が和解していますが、中国は「社会主義」とみなしているということなのでしょうか?
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Bikke ver.2.6
by Yuji at 2001, OEKAKI-STREET