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No.02126 at 2007/06/14 19:58
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
hiroshiさんへ
>革命とは国民が豊かになること、幸せが実感できる世の中になることです。
非常に抽象的でよくわかりません。革命とは、政治経済的にいえば支配階級の移行をしめすものではないでしょうか?
>日本には公党といわれている政党に革命政党は3党以上あります。
これも同様です。具体的にお願いします。
革命と、政権交代・革新・刷新とは違う概念だと考えます。
>この視点で国政選挙を戦えば、与党を喜ばすような立候補はなるべく控えて、統一戦線は無理としても、共産>党の議席増大を含めて野党全体が増大する戦略が望まれます。
私は改憲という右翼側からのクーデターのような状況を阻止しなければならないと考えています。今度の参院選挙の争点は日程からしても改憲です。ですから、改憲阻止のためには共産党や社民党や9条ネット、民主の一部議員の共闘が必要だと考えています。
No.02124 at 2007/06/14 19:22
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ] ]
トロツキーの「裏切られた革命」を読んでください。
野沢さんや日本共産党の方々は、ソ連崩壊を考えるためにもトロツキーの「裏切られた革命」を熟考してほしいと思っています。少なくとも、トロツキーは「帝国主義の手先」ではないこと、むしろスターリンがレーニンやマルクスをいかに捻じ曲げて一国社会主義建設を強引に建設していったのかがはっきりするかと考えます。トロツキーが予想したようにスターリンが建設した一国社会主義のほうが破綻してしまったことが唯物論的現実ではないでしょうか?
また、「ロシア革命におけるトロツキーがそうであったように、自国の労働者階級と人民が、基本的には独力で、革命を維持し発展させることができない、という人民大衆の能力にたいする不信と蔑視に満ちみちた理論である。」というのは、いかにもスターリンの主張にそったすり替えにほかならず、そもそもトロツキーはレーニンの革命に賛同してボルシェビキに協力した人物です。レーニンはトロツキーを後継者にしようと手紙に残してもいます。
トロツキーの世界革命論とはトロツキー単独の主張ではなく、マルクスやレーニンも主張していた理論です。それは、ロシア一国が社会主義になったとしても国際的には帝国主義に包囲されロシア革命はつぶされてしまうだろうというもので(シベリア干渉なども例)、だからレーニンはロシア革命のあとドイツ革命・ヨーロッパ革命、帝国主義に対峙する植民地主義体制諸国の民族解放闘争に期待をよせたのです。
つまり世界帝国主義と帝国主義による植民地収奪に対峙するには、ロシア革命から世界革命への連続だと主張したのは、トロツキーだけではなくレーニンもその立場であったわけで、だからこそレーニンはトロツキーを後継者にするよう手紙にしたためたわけなのです。
しかし、トロツキーとの政治闘争に勝利したスターリンは、トロツキーを海外へ追いやりトロツキー暗殺を指令しながら、ロシア一国社会主義建設路線を掲げ、一方ではドイツ革命を敗北させロシア革命から世界革命へではなく、第一次大戦と対峙したレーニンとは違って第二次大戦へ参戦してしまう方向にひた走ってしまいます。
つまりレーニンのような帝国主義との対峙ではなく、一国社会主義建設と帝国主義戦争に加担してしまったのがスターリンだったということです。戦後の帝国主義に対する認識、姿勢もスターリンは相変わらずでした。
またハンガリー革命にいたるソ連スターリン主義の問題は、労働者階級そのものの自己解放的な闘いとしてスターリン主義的官僚主義に対峙したものとして重要でしょう。
したがって、永続革命論からみちびきだされる結論に至る歴史があるのです。
ロシア革命の事業を受けつぎ、発展させたスターリンは、じつは、「一国社会主義論」を「テコ」として、革命を他国へ「波及」させることを放棄して裏切り、国内ではあらたな「スターリン官僚」を大量に生みだし、ソ連は「腐敗した労働者国家」へと変質してしまったという指摘は間違いではないのではないでしょうか?
しかもスターリンの建設したソ連は破綻してしまったのは、トロツキーが主張していたように一国社会主義は帝国主義から国際包囲されるだろうという見解が間違いではなかったといえるのではないでしょうか?ソ連に限らず北朝鮮や中国に向けられる現状はそういうわけではないでしょうか?
そもそもトロツキーの意見とは、帝国主義が存在する限り一国社会主義などは成り立たない、だから世界革命によってしか社会主義は成り立たないという意見ですが、世界史における社会主義を考えますとトロツキーの見解が逆に証明されているような事態がソ連の崩壊以降の現代世界ではないでしょうか?
No.02123 at 2007/06/14 18:46
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
トロツキーとスターリンについて
ロシア革命を指導したボリシェビキ党は「ロシア共産党」と改名し、腐敗した戦争協力の第二インターにかわる新しいインターナショナル、第三インターナショナルを建設する事をきめた。
第三インターナショナルは「共産主義インターナショナル」(コミュニスト・インターナショナル、略称=コミンテルン)として発足し、そこに加盟するための21カ条の条件を設定して、第二インターのように労働者を裏切らないようにしようと努力した。
しかし、スターリンが共産党書記長に就任し、レーニンが1924年に亡くなると、ソビエト連邦とコミンテルンを官僚主義によって支配しはじめた。スターリンは自分に反対するとみられる国内の活動家を次々と処刑していき、また多くの人々をシベリアに流刑し強制労働に従事させた。
スターリンの最大の理論的誤りとは、一国社会主義論(プラス二段階革命論)によるマルクスやレーニンなどの世界革命の放棄、帝国主義との妥協、第二次帝国主義戦争への参戦などです。
また、国外では、各国に結成された共産党(コミンテルン支部)に命令を下して、スターリンに反対する者を排除したり、とくに自分に都合の悪い人間に対しては暗殺者を使ってトロツキーなどを抹殺しした。
1920年代のドイツなどでは革命勢力にとって有利な情勢がはじまっていた。もし共産党とコミンテルンが正しい指導をおこなえば、労働者階級が勝利して、社会主義ドイツが出現したかもしれない可能性が高かった。
しかし、コミンテルンの権力を握ったスターリンはドイツ共産党にたいして自国帝国主義に対する社会主義革命を掲げさせない「コミンテルン指令」をあたえ、社民主要打撃論でナチと共闘する道さえ選択させていった。これを実行したドイツ共産党は労働者階級に甚大な被害を与えたながら、ナチス党が権力を握ることになった。
いよいよ、第四インターナショナルです。当時、スターリンによりソビエト・ロシアを追放されていたトロツキーは、パリでドイツの様子を知り、スターリンの無能な政治指導によってナチスがドイツの政治権力を握ったこととコミンテルン(第三インター)がもはや労働者階級の戦いの武器としては役に立たないことを確信した。
そこでトロツキーは、「新しいインターナショナル」を建設しなければならないと決意した。やがてトロツキーと彼を支持する革命的左翼勢力は、1938年パリに集結して会議をひらき「第四インターナショナル」の創設を宣言した。
ちなみに、レーニンは晩年、粗暴なスターリンとの闘いを指示しトロツキーを後継者にしていた手紙を残しています。スターリンは、レーニンと一緒に写った写真まで改ざんしてロシア内外に広めたこともある人物でした。
また、野沢さんや日本共産党の理論家の方々は、ソ連がなぜ崩壊したのかについて、いろいろな左翼の人々の意見を集約させて、もう少し違った掘り下げてほしいと考えます。
私の場合は、ソ連の崩壊とは、スターリンやソ連邦官僚主義の粗暴さや抑圧体制の崩壊だけではなく、そもそもスターリンの一国社会主義理論から建設されてきた一国社会主義が、戦後も延命し続けている帝国主義国家との軍拡競争を招いて(アフガニスタンへの介入など)経済危機に直面して、自ら破綻していったことという側面を重要視する必要があるのではないかと考えています。
なお、帝国主義側も絶えず世界恐慌的な投機経済で経済を乗り切ったり、被抑圧民族との対立・新植民地主義支配などの矛盾や、通貨ブロック競争による矛盾の解決方法として、レーニン「帝国主義論第七章」のように帝国主義戦争という方法以外ないというのが現実のようです。
ちなみにイラク戦争は、ユーロとドルの通貨対立構造が招いた帝国主義戦争だと私は認識しています。
なお、私は、日本共産党がこれまでのトロツキーへの否定的評価を変え始めたことに対しては一定評価しています。できれば、さらにふみこんでトロツキーの再評価を考える段階にきているのではないでしょうか?
ちなみに私は、純粋なトロツキズムの立場ではなく、あくまでもレーニンの「ボルシェビキ」をふまえた理論的立場からスターリンの理論を批判しているのです。
No.02122 at 2007/06/14 15:38
from まっぺん
[ Mail= redmole@m78.com WebSite= http://www.red-piper.com/ ]
新日本新書「トロツキズム」について
野沢恒夫さん、こんにちは。私は一時期、トロツキズムの青年組織(共産党に例えれば民青同にあたる)に所
属した者の立場から、新日本新書「トロツキズム」とその著者についてご紹介申し上げます。
●川上徹氏の歪んだ「トロツキズム」論
あなたが引用された新日本新書「トロツキズム」の著者、川上徹氏がどういう方かご存じでしょうか? 彼は
かつては全学連委員長として、トロツキズム批判の書をいくつも書いてきましたが、これもそのひとつで、私
も拝読いたしました。はっきり言ってひどい本で、トロツキズムというものを歪めて書いてある本です。新日
本出版社はいまだにこんないかがわしいものを出版しているのでしょうか。あなたが引用された『共産主義者
同盟第六回大会政治報告』とはトロツキストの党派ではなく、「トロツキズムの間違い」を主張して作られ
た、通称「ブント」といわれる党派の大会報告です。ブントは共産党学生細胞によって作られた組織が共産党
から別れてできたものでした。
この本ではトロツキズムについてきちんとした分析もなく、共産党中央に反対する共産主義者はみんな「トロ
ツキスト」という位置づけになっています。このような「トロツキスト」呼称の使用方法は、戦前よりスター
リンが反対派全般に対して「権力の手先・スパイ」などと同等の意味を付与させて貼ってきたレッテルであ
り、正しい「トロツキズム批判」の方法とは到底言えませんし、この本を読んでも、到底「トロツキズム」に
ついての正しい知識を持つ事はできません。また、スターリンと同じ用語をスターリンと同じ用法によって使
用しながら「自分たちはスターリン主義者ではない」と主張するのは無理があるのではないでしょうか。
●川上徹氏自身も共産党から排除された
川上徹氏はその後、党内で「新日和見主義」と言われ、党内部で何度も査問を受け、結局排除された人です。
つまり、トロツキストたちが共産党中央の非民主主義的・官僚主義的体質について批判してきた事に対して、
それに反論してきた川上氏自身が、共産党中央から非民主主義的・官僚主義的なやり方で排除されてしまった
のです。彼は一方的な査問によって自己批判を迫られるばかりでした。その事実は、彼がやがてその体験談を
書いた、『査問』(筑摩書房)という本によって明らかです。この本は筆坂氏も引用されているのではなかっ
たでしょうか。また、他ならぬ「トロツキスト」の機関紙『かけはし』に、現役の共産党員が、この本の紹介
文を載せています。参考までにご覧ください。
ついでに筆坂氏についても申し上げなければなりません。一時期は共産党次期幹部の呼び声も高い「プリン
ス」と見られていた筆坂氏が突然失脚した事情は未だに理解できませんが、その筆坂氏も党中央批判を始めた
のは党から除名されて後の事でした。これを見てもいかに共産党は内部にいながら党を批判する事が難しい党
であるかが判るのではないでしょうか。これは共産党だけではありません。私が所属したトロツキスト組織で
も民主主義は前提とされながら実行されなかった例はあります。民衆の未来を切り開いていく党は、民衆に対
しても開かれていなければなりません。万三さんのこの掲示板がそうした様々な意見に対しても開かれた板と
して、これからも機能していく事を願っております。
書評『査問』http://www.jrcl.net/web/framecp05.html
加藤哲郎「査問の背景」http://homepage3.nifty.com/katote/samon.html
川上氏の出版社「同時代社」http://www.doujidaisya.co.jp/[参照URL = http://www.jrcl.net/web/framecp05.html]
No.02119 at 2007/06/13 22:18
from hiroshi
[ Mail= holudai ]
野沢恒夫さんへ なぜか削除されてしまった質問へのレス。
確か民主党は野党に値しない、党内に靖国何とかの右翼的議員もいるでは無いかの投稿だったと思います。
現状において民主党は野党の中核だと、小生は思っています。確かな野党とはいえませんが中心的存在です。
党内に自民党に移籍したほうがいいのではと思う議員がいるのは貴殿の指摘どうりです。靖国何とかの議員が民主党にいるのは何故でしょう。自民党に「居場所」が無いからです。右翼的言動や行動をしているからといって与党の法案に賛成したりせずに、民主党の規律にしたがっていると思いますが。
こういう人達を処分したり詰問したりしないから、この党に広範な支持が集まるのです。
少しの意見の違いを除名まで広げてしまう傾向がある共産党も他山の石にしていけば、国民の共産党を見る目も変わり、某党と嫌いな政党のNo1を争うこともなくなるでしょう。
多数者革命を進めるには意見の相違を認めること、自由に意見が言える雰囲気が党内にあること、党中央に逆らえばロクなことにならないので黙っていようではいけません。
革命とは国民が豊かになること、幸せが実感できる世の中になることです。
日本には公党といわれている政党に革命政党は3党以上あります。
この視点で国政選挙を戦えば、与党を喜ばすような立候補はなるべく控えて、統一戦線は無理としても、共産党の議席増大を含めて野党全体が増大する戦略が望まれます。
No.02115 at 2007/06/13 10:03
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
日本共産党のみなさまにはこのへんも暴露して批判してほしい!
漆間巌警察庁長官が「捜査費」で宴会を開いていた!
漆間巌(うるま・いわお)警察庁長官(60歳)が愛知県警察本部長時代(1996年8月20日〜1999年1月8日)、「捜査費」(国費)で宴会を開いていたことが、筆者が情報公開法により入手した「3月分捜査費明細書」という文書からわかった。
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2005/09/post_cc21.html
警察の内部告発で公安警察をはじめとして内部で不正な資金操作が行われているというのが暴露されてきています。日本共産党国会議員のみなさまは、この件を国会で追及してほしいです。こういう人物は、いまも同様のことをしている可能性が高いといえるかもしれませんので。こういう過去暦のある人物が、公安警察の暴走を指示しているということです。
No.02106 at 2007/06/11 07:54
from 長壁 満子
[ Mail= yudegaeru ]
追加ー貼り付けます
除名・除籍・離党した方々を、悪く言う党風は、もう、要りません。2007/6/4 秦野真弓
今日、「週刊朝日・6月15日」の、筆坂秀世さんの、記事、立ち読みしました。筆坂さん、とっても、まともな、意見を、述べておられます。もう、党を、「除名・除籍・離党」した、方々を、口頭・口コミで、悪口ふりまく、代々木の、党風は、もうたくさんです。来たる、参議院議員選挙では、私は、川田龍平さんの、応援を、することに、決めました。あの、日本共産党の、女性候補者の、応援は、絶対にしません。もう少し、人間的魅力が、欲しかったです。川田さんに、比べ、優しさが、足りません。
No.02105 at 2007/06/11 07:47
from 長壁 満子
[ Mail= yudegaeru ]
少数が多数になれないのは・・・
いつまでたっても、多数にはなれないのは宿命でしょうか? といいたくなるほどです。
この度の共産党・志位委員長の告発「自衛隊の国民監視」の暴露は、それはそれはすごいものでした。
文化人や著名人、ジャーナリスト、反戦市民団体・個人などなど・・・こちら側のそれなりの良識派を味方につける最大のチャンスです。
敵は国家権力の暴力装置を司る「自衛隊、警察組織」に対立するものとして、こちら側陣営を見せしめにしたのですから。
こちら側としては、こうなったら、結束するしかありません。
ですが、下記、hiroshiさん、野沢さんのいう野党系が全体で多数になることは、誰もが願っていることですが、そうした「大枠」を視野に入れないのはどうしたことでしょうか。
何度くり返しても、懲りない面々というほかありません。
ちなみに、さざ波でも下記のような意見がでるように、川田龍平氏、社民党候補、そして共産党候補と3つに分裂(民主党は?)する模様です。
共産党のみならず、それぞれの皆さんは、なぜ、事前に、打ち合わせができないのでしょう?
A選挙区からは00がでるかわりにB選挙区ではおたくを前面応援するーーというふうに。あの公明党のやっている計算もできないようでは、いくら理念を語っても、限界があるということです。この日本の民度のなかでは。
所詮、規模は違えど、イラクでの、米国の誘導する「スンニ派対シーア派」分裂作戦と同じ構図なのです。
No.02102 at 2007/06/10 12:32
from hiroshi
[ Mail= hokudai ]
02094への一考察。
「反論」などと大上段にはいいません。
日本革命への一考察です。
@ オール野党の過半数があって、初めて物事が動く確率が高まるのです。考えに変化はありません。
滋賀県議会の勢力分野の劇的変化が事態をどう動かしたかを以前に投稿しています。要は民主党などの中間政党をどう評価するかです。小生は与党体制の入り口とは思いません。そうなってしまう可能性はありますが、国民世論がそうさせないと思いますし、たゆまぬ闘いが必要でしょう。
A こんな二者択一はナンセンス。
こんな発想では共産党は永久に多数者革命などできないでしょう。
共産党、社民党、民主党、9条ネット等の野党系など全体で多数になることが決定的に重要。
革命とは国民が豊かになること、幸せを実感できる世の中にすることです。
くれぐれも革命政党は「唯一」だとは思わないこと。
この辺のところが共産党が嫌われる最大の理由かと思いますが。
歴史が前に進む、与党の悪事を食い止められる参院の構成ができる陣立てで選挙を戦えば、この所低迷気味の共産党の支持得票数も上向くでしょう。
一時は350万部を数えた赤旗が200万部に減ってしまったわけを深刻に考えてください。
共産党が議席、得票数にこだわって、野党の議席を減らすことを際限なく繰り返し、共産党自身の議席数も減らし、何回も国政選挙で負けても最高幹部が出所進退を明らかにしないから、多くの支持者が離れていったのです。
日本共産党の躍進が革命達成の最大の近道です。他の革命勢力と協力して来るべき参院選、2年以内の衆院選と前に進みましょう。
No.02100 at 2007/06/09 10:42
from 日本国憲法擁護連合
[ Mail= united1917@msj.biglobe.ne.jp WebSite= http://navy.ap.teacup.com/union/ ]
長壁さんの重要な指摘に対して
>明治時代、福沢諭吉が「脱亜入欧」を説いたが、いまだに外務省のセンスはその当時のままである。今は
>「脱亜入米」になっているというべきかもしれない。たとえば、外務省は「アジアの一員」ということばを嫌>う。「アジアと日本」と言いたがる。彼らの中には、日本がアジアの一国であるという認識は希薄なようであ>る。私は、今後、日本外交は日本国民のために「脱米入亜」であるべきだと思っている。
長壁さんの重要な提起に私から感想を。
福沢諭吉は、自由主義段階に登場してきた啓蒙思想家で、身分制度や封建領主からの自由と国民国家をといた自由・平等のブルジョア民主主義=自由主義段階の資本主義のイデオロギーに理解をしめした「開明的」人物です。その意味で福沢諭吉は、経済外的強制や封建領主や封建制度や身分制度が残り、いまだ資本の本源的蓄積を行ってはいないアジア地域−アジア的生産様式を「遅れた地域」としてみなしつつ、日本は資本主義化を促していくことを提起していきます。世界史的にいえば、自由主義段階から帝国主義段階の移行期の時代であり、日本は欧米の植民地支配にいたらないよう、欧米と同様にアジアを植民地支配していく方向に向かっていきました。それが日清戦争以降確立された日本帝国主義=金融資本によるアジア侵略というわけです。
福沢諭吉は、朝鮮半島のブルジョア市民革命や明治維新に匹敵するような市民革命を望み当時の朝鮮革命家たちを支援しています。しかし、朝鮮におけるブルジョア市民革命は成功せず、福沢諭吉は朝鮮半島を侮蔑していくようになっていきます。今日右翼たちが朝鮮半島を軽蔑している根源はこのへんに存在しているといってもよいわけです。
福沢諭吉の後半は、「開明的」自由主義者から、朝鮮半島の植民地支配をそそのかすような「帝国主義者」にやがて変貌したのが実際のようです。戦後の敗戦帝国主義にほかならない日本帝国主義国家権力中枢はいまだに「帝国主義段階」のイデオロギーがぬけきれないというわけです。
なお、福沢諭吉と朝鮮半島をめぐる考察として「排外主義克服の為の朝鮮史」 梶村秀樹. 青年アジア研究会
がお勧めです。
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by Yuji at 2001, OEKAKI-STREET